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宇宙人が公式・非公式に地球にやってきたことはありません。なぜなのか。理由は地球人ではなく地球に興味がない可能性が指摘されています。

みなさんも一度は「なぜ宇宙人は地球に来ないのか?」と考えたことはないでしょうか。その理由は「宇宙人が地球に興味がない」「宇宙には数え切れないほど地球のような星があるためだ」と思われた方もいらしゃると思いますが、今回はソレです。

この論文は日本語直訳で「フェルミパラドックスの解決策としての低質量星の銀河系の解決」というものでワシントン州シアトルにある Blue Marble Space Institute of Science の上級研究員、ワシントン DC のアメリカン大学の物理学の研究助教授が著者となっています。

フェルミのパラドックスというものでは地球外文明(宇宙人)の存在の可能性の高さとそのような高度な文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾を指摘しています。要するに宇宙人は必ずいるとして、なぜ宇宙人が地球こないのかという疑問。

どう紹介しているのか。かなり複雑なことが記載されているのですが一部だけ抜き取って紹介すると、仮に宇宙人がいたとして彼らの文明が進んだとして進出する先は恒星質量の小さい K または M 矮星系(恒星寿命の長い惑星)に優先的に定住することを提案するだろうと指摘しています。

ただ、仮にそのような宇宙人がいたとして、ほんとに映画やアニメのように宇宙人は他の天体に手をのばすのか?という疑問もでてきます。記事では「宇宙人の銀河規模の進出は一般的な技術文明にとって当たり前のことなのか、望ましいものなのかについてはこれ以上のことはわかっていません」と説明しています。

要するに宇宙人が単純に定住先をみつけるのであれば地球の太陽系のように既に60億年が経過した残り寿命が短いところではなく、より長い期間定住できる他の惑星系を選ぶだろう…というもののようです。ここからも地球は選択肢に入らない、価値がないという理由のようです。

もちろん逆に考えれば宇宙人が『最も平和』に地球にに接触したとして私達人間に良い影響は出ない可能性があります。時代が違い装置を見せられ、それを真似しようとした結果、地球の産業・経済などに致命的影響を引き起こす可能性もあるためです。
地球人が技術を発達させ逆に地球外知的生命体を発見・接触可能になったとして、国際社会が接触を認めるのか。まともな判断をするならば普通は認めないという判断になるでしょう。