image_51

韓国メディアによると今月2日に試験された天弓という対空ミサイルを試射したところレーダーに何らかの異常が発生し射撃後まもなく自爆されたと報じられてます。

事案があったのは今月2日、韓国空軍が行った2022年誘導弾射撃大会なるイベントで韓国が開発した中距離対空ミサイル『天弓』を試射したところ、飛翔開始から10数秒後に自爆したと報じられています。

地対空ミサイルは文字通り地上から空中目標を迎撃するシステムになるのですが、空軍によると「発射後10秒程度で燃料をすべて消費しており、25km飛行飛行したところで自爆した」発表しており、このとき射撃統制レーダー側と通信を保たなければならないものの何らかの理由で接続が不安定となり、結果的に設計通り自動的に自爆したと発表しています。

韓国メディアによると、『天弓』は2017年に実戦配備されたシステムでこの5年あまりに17回試験されいずれも成功していたものの今回が初めての失敗となったとしています。合わせて試射されるはずだったアメリカ製の地対空ミサイル『パトリオット』についても発射前にレーダー関連のエラーが発生し発射が中止されたと発表されています。



このミサイルは射程は最大で40km。2017年11月に行われた初の実弾訓練では最高速度マッハ4.5で飛行し40km離れたターゲットに命中しており迎撃能力を示していたと説明されています。2019年には整備中にミサイルが発射する事故を起こしており、こちらも空中で爆破してることから同じように安全装置が働いた例と考えられます。

相次ぐ失敗

韓国はここ最近北朝鮮の挑発に対応するため各種ミサイルを発射しているのですがこちらもで問題が発生しています。例えば10月4日に発射した短距離弾道ミサイル玄武-2Cは発射後真後ろに飛行し基地内に落下し大規模な火災を発生させています。
.


合わせて当時発射されたアメリカの地対地ミサイル「ATACMS」についても正常に飛翔しておらず飛行中に追跡できなくなっています。このように立て続けに何らかのトラブルが発生しており偶然そうなったのかはよくわかっていません。

参考