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敵の弾道ミサイルの迎撃なども行える地上設置型のイージス艦『イージス・アショア』。一転して大きい艦艇を建設する計画があったものの「運用に難がある」として現在は通常サイズのイージス艦になる計画が報じられています。

政府が、防空能力強化のため新造する「イージス・システム搭載艦」2隻について、当初案より小型化し、機動力を高める方向で検討していることが分かった。最大級となる巨艦のため、イージス艦8隻など他の自衛艦との連携や共同運用がしにくいとの批判があった。

東京新聞
これは日本の南北にイージス・アショアという地上設置型のイージスシステムを建設し弾道ミサイルの迎撃を行うという計画を練っていました。しかし国や防衛省が作ったあまりに稚拙な計画が露呈したこともあり中止。

以降、陸ではなく海に作る案がでました。しかし建設を予定しているのは現在いずも型護衛艦と同じくらいのサイズという巨大イージス艦になると報じられたことで「現代版大和」とも言われるようになりました。これについては賛否あったようですが、一部メディアが報じている内容としてはこれもキャンセルされたとしています。

当該記事によると、理由としては現在保有している他の艦艇よりも鈍足になる可能性があり連携、特に機動性が落ちることで全体の潜在的な戦力低下を嫌ったためだと考えられます。新しい案としては現行のイージス艦程度のサイズにした上で攻撃能力はある程度確保しつつ、さらにトマホーク巡航ミサイルを発射可能という、要するにアメリカのイージス艦やミサイル巡洋艦程度のものになると考えられます。



トマホークの運用が盛り込まれたことがむしろ大きいとも考えられます。そもそも元からあった構想なのか、ウクライナ情勢を考え見て自力で敵国を攻撃できる能力が重要視されたのかはよくわからないものの、敵基地能力の付与が既に必須条件になった可能性がここにも見て取れます。