ウクライナ侵攻から9ヶ月を迎えようとしているのですが、アメリカのマーク・ミリー統合参謀本部議長はこのウクライナ侵攻によるロシア軍側の被害として兵士は10万人以上は死亡したと発表しました。
ロイター通信などによると、マーク・ミリー統合参謀本部議長は9日にニューヨーク経済クラブに出席し、ウクライナ戦争でロシア軍の死傷者は10万人を超えると推定されると明らかにしました。
この発言はウクライナ侵攻が迫る冬で状況がどのように変化するのかロシア軍の状態を話している途中にで出てきたものになります。一方でウクライナ軍総参謀部は2022年11月7日、フェイスブックでロシアが侵攻をはじめてからロシア軍人は7万7170人が死亡したと明らかにしており、負傷した数を足すと10万人という数値も近いと考えられます。
▼マーク・ミリー統合参謀本部議長
ウクライナについては民間人は4万人が死亡、難民は合計で1500万~3000万人に達すると説明しています。ウクライナ軍側の被害についても一定は出ているとしており、多くの人が苦しんでいると話しています。
合わせて今後の和平交渉に関しては「第一次世界大戦当時『交渉拒否』が結果的に人々の苦痛を増やし死傷者も何百万人以上でてしまった」とし「交渉機会があるとき、平和が成し遂げられる時、その瞬間が大切だ」と答えており、ウクライナ側にも一定の譲歩が必要になるという趣旨の発言をしたと思われます。
議長は「情況はロシア軍がヘルソンから撤収を続けていることを示唆する」としながらも「完全に終わるのには時間が多少かかることがある」と指摘。「ロシアがドニプロ川の西岸に2万~3万人の兵力を駐屯させている」と述べており。撤退は一日数日から数週間はかかるかもしれない」と話しています。
参考
▼マーク・ミリー統合参謀本部議長
ウクライナについては民間人は4万人が死亡、難民は合計で1500万~3000万人に達すると説明しています。ウクライナ軍側の被害についても一定は出ているとしており、多くの人が苦しんでいると話しています。
合わせて今後の和平交渉に関しては「第一次世界大戦当時『交渉拒否』が結果的に人々の苦痛を増やし死傷者も何百万人以上でてしまった」とし「交渉機会があるとき、平和が成し遂げられる時、その瞬間が大切だ」と答えており、ウクライナ側にも一定の譲歩が必要になるという趣旨の発言をしたと思われます。
議長は「情況はロシア軍がヘルソンから撤収を続けていることを示唆する」としながらも「完全に終わるのには時間が多少かかることがある」と指摘。「ロシアがドニプロ川の西岸に2万~3万人の兵力を駐屯させている」と述べており。撤退は一日数日から数週間はかかるかもしれない」と話しています。
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