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とある『ならず者国家』と1000km以上の国境を接するフィンランド。この国は最近NATO入を目指す方向で話が進んでいるのですが、対ならず者国家用の核兵器配備は無いと説明しています。

Defencenewsによると、フィンランドのサンナ・マリン首相は1340kmに達するロシアとの国境をどうするのかという問題について、防衛力を強化する案で進める計画を発表しました。

Finland refutes nuclear weapons ‘siting’ and reinforces border

フィンランド軍の最高司令官で大統領のサウリ・ニーニスト氏は「フィンランドがNATOに加盟するための条件として、『核兵器を配置』が必要だということは議論されたりしたことは一度もない」としており、合わせて「フィンランドは、自国領土内に核兵器を配備することを許可するつもりはありません。NATO加盟国がフィンランドに核兵器を提供しているという兆候はない」と説明しています。

この判断についてヘルシンキに本拠を置くフィンランド国際問題研究所のミカ・アールトラ所長は、「NATO加盟後のフィンランドに核兵器が配備されるという見通しは無意味だ」「NATO諸国も望んでおらずフィンランドもそれは望んでいないでしょう」と説明しています。

一方でウクライナ侵攻を受けて自国では戦力強化の必要性があるとし、規模は2025年までに約20億ドルを費やす計画を策定しています。この防衛予算は、偵察機の導入や国境警備隊の拡大、ドローン、セキュリティ監視ロボット、電子センサー技術などにとしています。
特に1億5000万ドルの予算を使いロシアのとの国境にセンサー付きのフェンスを建設するとしています。

現在NATO諸国の一部国家にはあくまで自国領土内で使用することも目的とした外国製の核兵器を配備している国があります。