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ウクライナ侵攻から約9ヶ月。冬の終わりを狙ったかのように侵攻を開始し、戦闘が困難になる冬を迎えようとしているのですが、その侵略国となるロシアでは受刑者が2万人あまり減っていると報じられています。

侵略を始めた側が戦闘員の確保のため国民を動員するという意味不明な行動にでているロシア。そのロシアでは過去、西側がメディアが「国内で受刑者を兵士として運用しようとしている」などと報じ、結果的にそれは事実だったのですが、今回ロシアのメディアによるとここ2ヶ月で受刑者23000人あまりが姿を消したと報じています。

記事によると、ロシア政府公式データとして受刑者は34万8000人いたものの、現在はあくまで非公式データとして32万5000人となり2万3000人あまりが姿を消したとしています。

理由として考えられるのはロシアがウクライナ侵攻で不足する兵士として受刑者を動員したというものでこれは事実です。動員を行っているのはプーチン大統領に近い人物が代表を務める『ワグネル』という組織で、どのような国内法を根拠にしているのかは不明ですが『6カ月間の兵役で、釈放と20万ルーブル(約47万円)の報酬とその後の自由がある』などと掲げ動員しているとも説明されていました。このときの映像は撮影され既にSNSに上に投稿されているものがあります。

受刑者兵については性犯罪者や政治犯などを除く殺人犯も含まれ収監されていた人間まで動員しているとされ、先日ウクライナ側に寝返った殺人犯がロシア側に捕まり惨殺される様子がネット上に公開されていました。

ちなみにこれら受刑者についてはロシアの受刑者支持団体によると契約したとされる囚人3000人についてはほぼ全員が戦死した可能性があると指摘しています。