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ゼロコロナとして徹底的な抑え込みを続けている中国。これに関して先日中学校で集団感染が発生したところ、事態を重く見た当局が校長をクビにしたと報じられています。

中国メディアによると、今月7日湖南省株洲市の中学校で生徒らの新型コロナ集団感染が発生したことをうけて共産党規律検査委員会なる謎の組織が同校の校長 陳宋氏を免職、この学校に存在するという党委員会書紀という謎の役職となる劉英九氏を停職処分としたと報じています。さらに市教育局は育成センター所長の朱文江氏を解任したとのこと。

湖南株洲市一中学多名学生确诊,校长免职,校党委书记停职!_北京日报网

記事によるとこの学校では数人の生徒が新型コロナ陽性と判定されたものの校内で予防とその制御が正しく行っておらず効果的ではなかったとして今回の処分が下されたとのこと。合わせて中国メディアによると同委員会は「感染症の予防・抑制に対する重視および実施が不十分かつ形式的になっており、突発的な状況への対応が不適切であり多くの人が感染し社会に感染を広げるという深刻な結果をもたらした」と主張しています。

日本では学校での集団感染というのは新型コロナ以前から発生しており毎年恒例といった感じですが、中国では新型コロナの政策が中国共産党の重要な位置にあると考えられ、今も厳しい対応を続けています。その理由はいったいどこにあるのかは不明ですが、この対応が原因で中国の病院では診察が行えないなどしわ寄せが市民生活を逆に悪化さる状況となっています。