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世界の物流や経済に深刻な影響を与えた新型コロナ。実はこの新型コロナよりも多い感染者と死者をだしているものがあります。それはマラリアです。これに新たに80%近い予防効果のあるワクチンが登場したと報じられています。

マラリアという病気は昔から存在しており、日本ではほぼ見聞きしない寄生虫疾患です。しかしその規模はアフリカ大陸などでは新型コロナが大流行してした2020年の1年間だけで世界で2億4100万人が感染し、少なくとも63万人近くが死亡しました。このマラリアは数千年前から存在しており、これまでいったい何人死亡させたのかは推測もできません。

マラリアは日本のような先進国ではなくアフリカなど医療水準が低く衛生面に問題がある国で発生します。そのような理由で、先進国で流行していないことでワクチンそのものの開発というものが積極的であはありません。既存のワクチンも予防効果は50%となっています。

そんな中最近登場したのはCIS43LSというワクチンです。人体を用いて低用量群、高用量群を6ヶ月間比較した結果、低用量群では75%、高用量群では88%の予発効果が確認できたとしています。

また合わせてL9LSという新型マラリアワクチンも開発中で、こちらは普通の注射と言うかたちで接種かのうでこちらも臨床研究まで進んでいるとのこと。

マラリアは主に5歳以下の子供が感染し命を落とす事が多く、その感染と死者はアフリカ大陸であればサハラ南のアフリカ地域のほぼ全地域となっています。

マラリア

マラリア原虫をもった蚊(ハマダラカ属)に刺されることで感染する病気です。 このようんアフリカ以外も世界中の熱帯・亜熱帯地域で流行しています。
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参考