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主に2つに分類される人の性格。外向的な人、内向的な人これは自分自身も判断できると思うのですが、では内向的な人はリーダーとしての素質はあるのかという点について紹介していきます。

ポピュラーサイエンスサイトScience ABCから人の性格によるリーダー素質について、一般的に外向的な人が優れた資質を持っているものの、内向的な人でも優れたリーダーになれる場合があるというものです。

Does Being An Introvert Impact Your Chances Of Success? » Science ABC

内向的な人は外向的な人に比べ組織の中で細心の注意を払い、分析的であり、組織化に優れていている傾向があるとしています。特に創造的な問題解決を必要とする場面、例えばビル・ゲイツ、マイケル・ジャクソン、ニコラ・テスラも外向的な人ではなく内向的な人だったということからも、いかにクリエイティブな活動で内向的な人な性格も重要なのかがわかります。(外向的な人がそうではないとは言っていない)

では人と接し、会話し、動き回る必要があるリーダー的な立場となり得るのかという問題については、Grant、Gino、Hofmann が実施した調査(2011年) によると、内向的なリーダーは従業員が主に積極的な場合ではグループのパフォーマンスが向上したものの、外向的なリーダーは受動的な従業員の場合でより良いパフォーマンスを示したとしています。
また内向的なリーダーは従業員からは「自分の話を聞いてくれる」と感じられるといい、同僚らからも威厳もすくなく、支配の必要性も低いと指摘されてます。

つまり、組織も様々であり外向的なリーダーは軍隊などのダイナミックな職場環境により適し、内向的なリーダーは学校などの安定した職場環境により適していることが言えるといいます。特にダイナミックな職場環境には、人々をやる気にさせるカリスマ性が必要だと指摘しています。

この記事では結論として内向的な外向的どちらのリーダー場面場面で重要な役割を果たすとしており、一般的にいわれているような「リーダーは外向的な人が向いている」ということでもないとしています。また一般社会ではオフィスの設計から幹部の採用まで、すべてが外向性を好む世界になっているといい、内向的な人が成功する環境に整えれば状況も変わってくると指摘しています。