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韓国メディアによるとヒュンダイ・起亜の車で装備されている電子制御油圧装置(HECU・Hydraulic Electronic Control Unit)に不具合がありエンジンルーム火災につながる可能性があるとして数百万台規模のリコールを進めていると報じられています。

記事によると、今回の問題は2020年に起亜の1266台に対してリコールが行われていたもので、その後、ヒュンダイが5万台と以降規模が拡大し現代は数百万台規模の無料修理(リコール)となっているとしています。

현대차·기아 대규모 리콜 車 제동장치 제어 전자장비 화재 위험…“충돌 없이도 불난다”

原因はロック防止制動装置(ABS)、車体姿勢制御装置(ESC)、駆動力制御装置(TCS)など自動車制動関連装置を統合制御するHECUというモジュールです。このモジュール内の合線が原因で火災が発生する可能性があるというもの。

リコールではヒューズキットを交換することで問題解決は可能だとしています。ただ、今回のリコールの規模が非常に大きいという問題を記事では説明しています。

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問題は、このHECUというモジュールが車が動いていないときでも勝手に発火する点です。これは公式で通達しているもので、コール対象車の所有者は車を屋外に駐車し他の車と距離をとるよう勧告しています。

アメリカではこの問題で2022年に訴訟が起こされていました。一部メディアによるとヒュンダイや起亜の自動車は過去にエンジン故障や発火問題を5年以上前から報告されており800万台以上の所有者に影響を与えているとのこと。(参考)