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アメリカの軍需企業大手ノースロップ・グラマンは新たな戦略爆撃機としてB-21 レイダーを発表しました。同機はB-1BやB-2とった爆撃機の実質的な後継機となります。

日本時間3日午前ノースロップ・グラマンが発表したのは同社が主張するには世界初の第6世代機を謳う新型爆撃機B-21 レイダーです。特に具体的な仕様については機密扱いになっており具体的な機体の仕様、機体スペックなどは明らかにはされませんでした。

その上で、今回の除幕式で明らかになった機体についてはB-2とは形状が似ているようで似ていない完全なステルス機となっており、これはX-47Bと言ったこれまでの無人機のような非常に滑な機体形状となりました。

B-21は2011年頃より仕様などの策定に入った元長距離攻撃爆撃機(LRS-B) プログラムの元、進んだ機です。以降、2014年に仕様確定し試作機生産に向けた体制に入りました。今回発表されたのはその試作初号機と考えられ、この試作機は5機ほど生産することで様々な試験を行うとしています。

空軍への就任は2026年~27年頃と考えられ来年にも初飛行を目指します。

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B-21の発表会で明らかになった構造

機体サイズはB-2よりも若干小型とみられ、機体重量も軽い可能性があります。これは降着装置が理由でB-2はよりもタイヤ数が少ないことからも見て取れます。

機体の塗装が灰色である点も注目です。一般的にこの類の爆撃機は夜間飛行に特化した黒色になることが多いのですが一般的な戦闘機のように灰色をしています。これはB-21が日中運用も考慮されていることを示しています。



B-2の機首前方にあったクチバシのような構造がなくなり、よりステルス性能が高まっているように見えます。また機体形状については今回は前面からのシルエットしか中継されませんでした。全体的な形状は不明です。

B-2よりも小型・軽量であるため兵器搭載量も少ない可能性があるものの、B-2よりも経済的な機体になっていることは間違いと考えられます。

参考