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実店舗ではあり得ない不正コピー商品、また法律に違反する商品まで販売されていることがあるのはネット通販大手アマゾンです。このアマゾンの闇について海外の利用者は偽物が届き返金を求めたものの「本物を返品しろ」と対応されたと報告しています。

Amazonは注文ミスや「思っていたのと違う商品だった」など、わりとシンプルな理由でも返品を受け付けてくれますが、9万円超のグラフィックボードを注文して偽物が届いたから返品したにもかかわらず、Amazonから「本物を返すように」と理不尽な要求をされた事例が報告されています。

Gigazine
いったい何があったのか記事を要約すると、アマゾンを利用してPCパーツである9万円ほどのGPUを購入したレゴーさんのお話で、届いたものがパテなどを使いGPUの重さなども偽装した明らかな違法な商品でした。

当然レゴーさんはアマゾンに対して商品を返品したといいます。しかしアマゾンからは「正しい商品を返送するまで返金はできない」と対応されたといいます。

どういうことかというと、アマゾン側はレゴーさんが偽物を作った上でアマゾンに返金を求めたと判断したと考えられます。もちろんその可能性もあるのですが、その後の対応がひどいものになっています。

レゴーさんは送られた偽装GPUをそのまま返品したもののアマゾン側は返品されたものは「従業員を守るため返品されたものは捨てた」などと意味不明なことを主張し始めたといいます。その後もアマゾンは返金対応は一切行わなかったもののCBCが一連の問題を報じたことでようやく返金に応じたとしています。
購入から返金まで実に5ヶ月も要しました。

開封動画を撮影する時代に

実はこのGPUはここ数年偽装された偽物が出回っている他にも、本体そのものがレンガなどに置き換えられという被害が相次いでいます。これは偽のiPhoneが入っていたというものと同じです。

記事によると専門家の話としてアマゾン以外でも「本物を返品しないと返金しない」という対応をとっているのは事実だとしており、今後利用者は偽物である証拠を残すため「開封する動画を撮影する必要がある」とまで訴えています。

つまり誰もがYouTuberのように開封動画を撮影しなければならないということになるですが、仮にそのような被害にあった場合は動画をYoutubeに投稿することで話題になることも予想され返金手続きが更にスムーズに進む可能性もあります。