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ゲームやファンタジーの世界では『呪い』というものはよく扱われのですが現実では非科学的で非現実的な行為です。しかし世界では今も信じる人が数多くいて目安として全人口の4割に達していると報じられています。

魔法や呪いはファンタジーやおとぎ話の中だけに存在するものであり、実際にこれらを信じる大人は圧倒的に少数派だと思っている人も多いはず。ところが、世界の95の国と地域に住む14万人以上の人々を含むデータセットを分析したところ、「調査対象者の40%以上が魔法や呪いを信じている」という結果が明らかとなりました。

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日本では藁人形と五寸釘の丑の刻参りは有名な呪いですが、もちろん世界中に同様の呪いは存在しており、対象となる人間を不幸にしたり呪い殺す…というこれも共通したものになっています。

記事によると、この非現実的な行為について信じるか信じないか、国や地域ごとに分析した結果、興味深いデータが得られました。は世界5大陸にある95の国と地域に住む、合計14万人以上の人々を対象にしたもので一部国家では調査が行えませんでした。

結果としては回答者全体のうち約43%もの人々が魔術や呪いといった概念を信じているとし、チュニジアでは90%、最も少ないスウェーデンでも9%の人々が信じていたとしています。ちなみに日本や中国、インドなど複数の国では調査が行われていません。

この結果から経済的に豊かな国、教育が行われている国ほど信じる人は少ない傾向があることがわかったとしています。また宗教を強く信じている国、例えば日常生活で宗教的な行事が入っている国ほど信じる傾向があったとしています。


呪いは存在している…!?

呪いについては当然非現実的なものです。しかし過去の研究ではこの呪いという行為について、その行為が行われたと相手が知った場合に発動するという内容を見聞きしたことがあります。つまり誰かが自分を恨んでいたり憎んでいることを知った時にはじめて精神面に影響を与え、あたかも呪いのような振る舞いをするというものです。

要するにSNSなどで見ず知らずの他人からきつい言葉(ある種の呪い)をかけられ、精神を病んでしまうのと結果は同じということになります。

ちなみに日本では2022年にウクライナ侵攻への抗議としてプーチン大統領の顔写真を貼った藁人形を神社の御神木に打ち付ける事件があり容疑者は不法侵入で逮捕されています。

谷原章介 プーチンわら人形打ち付けた容疑者逮捕に「自分に呪いがすべて返ってきてしまった」 - 芸能 : 日刊スポーツ
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