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2022年2月、ロシアとウクライナの国境に大量に戦力を配備して国境を超えたロシア。今月侵攻開始から10ヶ月となるのですが、プーチン大統領はこの侵攻について「戦争を始めたのはウクライナだ」と意味不明な主張を展開しました。

海外メディアによると今月8日、プーチン大統領はロシア英雄授賞式行事なるものを行いその場でこのウクライナ侵攻について語る場面があったといいます。当該記事によると、プーチン大統領は「(我々は)ウクライナのエネルギーインフラ施設を集中的に打撃していることを認める」とし一連の民間施設に対して攻撃を続けていることを認めました。その上で今後も継続して攻撃を実施する発言しました。

一方、もう一つプーチン大統領はこのウクライナ侵攻について『きっかけ』に持論を展開し、「誰が始めたのか。誰がこのすべてのことを始めたのか」と主張を始めたといいます。その後の内容はウクライナが原因で戦争が始まったという内容を繰り返したとしています。



では侵攻開始前、ロシアは何をいっていたのかWikipediaから転載すると以下のとおりです
  • 2021年11月12日、ペスコフは「ロシアは誰も脅迫しない」と述べ、12月12日には「ウクライナ危機」を称する報道は、ロシアを悪魔化し、潜在的な侵略者とみなしていると非難した。
  • 2022年1月19日、ロシア外務次官のセルゲイ・リャブコフは、「ロシアはウクライナに対して攻撃的行動を意図しておらず、いかなる攻撃的行動も起こさない。ウクライナが何といおうと、攻撃や侵攻や侵略を行うことはない」と述べた。
  • 1月22日、イギリス政府が情報機関からロシアがウクライナにゼレンスキー政権下の現ウクライナ政府を転覆させ、親露派政権下の新政府を樹立する計画を持っているという報告を受けたと発表すると、ロシアは「イギリスはナンセンスを広め、挑発するのを止めよ」と非難した。
  • 2月12日、バイデンがプーチンと会談すると、ロシア外交顧問のユーリ・ウシャコフはウクライナ侵略というロシア脅威論はヒステリーだと述べた。
  • 2月16日以降緊迫した状況が報道されると、ロシア外相のセルゲイ・ラブロフは「ヨーロッパでの戦争が今度の水曜日に起こるなんてことはない」と噂を否定した。
  • 2月20日、駐米ロシア大使(ロシア語版、英語版)のアナトリー・アントノフ(ロシア語版、英語版)は、「ロシア軍は誰も脅迫しない。侵略はありえない。そのような計画はない」と述べた。
侵攻が始めたのはそのわずか4日後になります。
この間プーチンはマスコミに「ドンバスで起こっていることはまさに大量虐殺である」と主張していました。以降プーチン大統領およびロシア人はウクライナ各地で文字通りの無差別大量虐殺を行うこととなります。