
人工知能AI。今年はAIがイラストなどを創作分野でAIが用いられるAI元年のような急速な利用拡大と認知となりました。一方、中国政府はなぜかこのAIで創作されたイラストや映像について、誰が作ったのか実名とAIで作ったものと記す義務を発表しました。
近年、Stable DiffusionやMidjourneyなどの画像生成AIの開発が急速に進んでおり、誰でも手軽にAIによるコンテンツ生成を実行できる環境が整いつつあります。そんな中、中国政府が画像やムービーを生成できるAIについて「ユーザーの実名登録」や「AIによって生成された旨の表示」を義務付ける規則を発表しました。記事によると中国政府は2022年12月11日にコンテンツ生成AIに関する新規則として利用者のニーズ満たす技術だとしている一方で一部の悪意あるユーザーは違法なコンテンツや有害なコンテンツを生成して拡散しているとして規制を導入するとしています。
Gigazine
記事を引用すると具体期には以下の5つの規制です。
- 人間の顔、リアルなシーンを生成するする場合『AIによって生成された』マークを目立つように表示
- このマークは改ざんしてはならない
- コンテンツ生成AIは法律および行政法規によって禁止されている活動に使用されてはならない
- 提供者は生成された有害利用者のユーザーのアカウントを停止しなければならない
- この規則は中国国内でコンテンツを流布するコンテンツ生成AIに適用される
というものです。要するにAIイラストであればそれはAIにより作ったものだというマークを表示しなければならないとしており、例えば海外のサービスを利用した上で中国のSNSに掲載する場合はこれら義務が適用されるというものです。
疑問なのは中国ではAI以外の通常の映像やその類のイラストでも同様に実名の登録やマークを付ける義務があるのかという点です。当然無いと考えられるのですが、なぜAIに関してのみこれを行う必要があるのかという点です。
これについてはよくわからず何らかの反政府・反共産主義的な使い方を警戒している可能性があり、今の時点で締め付けを行うといういつもの中国の対応があるものと考えられます。
疑問なのは中国ではAI以外の通常の映像やその類のイラストでも同様に実名の登録やマークを付ける義務があるのかという点です。当然無いと考えられるのですが、なぜAIに関してのみこれを行う必要があるのかという点です。
これについてはよくわからず何らかの反政府・反共産主義的な使い方を警戒している可能性があり、今の時点で締め付けを行うといういつもの中国の対応があるものと考えられます。