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新型コロナ発生以降、自発的なのか散歩や走っている人を多く見かけるようになりましたが、このような運動を行うことで体内ではガンと戦うタンパク質が増加することが分かったとしています。

みなさん、運動はしていますか?もちろん通勤や通学を徒歩・自転車の方は運動をしているということになるのですが、この運動に関してオーストラリアのエディス コーワン大学 (ECU) は調査数わずか10人というこれはこれでどうなのか…という調査でガンを抑制するタンパク質量が増加していたことがわかったとしています。

Even a single workout boosts cancer-fighting proteins, says new study

研究では、前立腺がんを既に患っている男性10人に12週間の運動プログラムを実施したというもので、プログラムの終わりまでに参加者らは『マイオカイン』の血中レベルがはるかに高いことを発見したとしています。マイオカインは骨格筋で生成されるもので、人体では腫瘍の成長を直接抑制するだけでなく、体内の他のさまざまな抗がんプロセスを開始するタンパク質として知られとのこと。

その後新しい研究として別の後期前立腺がん患者9人にエアロバイクで34分間の運動を1回行ってもらい、運動の前、後、そして30分後に血清サンプルを採取しました。結果運動後のマイオカインレベルが上昇していたことが分かったといい30分後には通常値に戻っていたとしています。

この運動直後のマイオカイン上昇率について前立腺がん細胞に適用すると腫瘍の成長が17%も抑制される計算になるとのこと。

研究者によると「私たちの研究から得られた発見は、進行した前立腺がんの男性が1回の激しい運動に反応して、マイオカインと呼ばれる抗がん分子の急激な上昇したことを世界で初めて発表できた」と話しています。

もちろん前立腺がん以外にも人体内の様々な同様のガンに有効だと考えられています。「最適な運動量はまだわかっていませんが、毎日 20 分以上である可能性が高いのではないか」と説明しています。

*抄訳したものを掲載しています。医学的な内容につきましては必ず医師の説明を受けてください。