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先週、国際宇宙ステーションにドッキングソユーズ宇宙船から冷却材が何時間も宇宙空間に漏れ出した事案について宇宙を漂う微小隕石の衝突によって発生した可能性があると報じられています。

12月14日にドッキングしたばかりのソユーズ宇宙船から冷却材が勢いよく吹き出すという事故が発生した件について、ロシアおよびNASAエンジニアはソユーズ宇宙船の乗員カプセルの却材が大量に漏れ出た事故に関して見出しでも紹介した用に微小隕石の可能性がある発表しました。

A Tiny Meteorite Could Be Behind an Uncontrolled Leak on Soyuz Capsule : ScienceAlert

タス通信によるとロシアのロスコスモス有人宇宙飛行プログラムを率いる元宇宙飛行士のセルゲイ・クリカレフ氏が説明しているもので、漏れはラジエーターから発生したもので、今後考えられる問題としては宇宙船の温度管理だと指摘しています。


現時点でソユーズ宇宙船や国際宇宙ステーション側に問題は無いとしているものの、状況については調査中としており、仮にこの宇宙船が使用できないとなると別の宇宙船を国際宇宙ステーションに送る必要があります。予定では来年3月に帰還が予定されています。

現在国際宇宙ステーションにはロシアの3名の宇宙飛行士の他にアメリカから打ち上げた4人の宇宙飛行士がいます。現在の宇宙船は基本的に地上からの遠隔操作、つまり無人状態で打ち上げたり帰還できるように設計されており無人宇宙船の打ち上げも特に問題はありません。予備機は何らかの形で用意はされていると考えられるので今後状況を判断した上で対応するものと思われます。