image_131

海外、特に貧しい地域で発生するのは毒性のあるメチルアルコールが入れられた酒です。インドメディアによると今月16日、北部地域で少なくとも50人以上が死亡する事件があったと報じられています。

事件があったのはインド北部のビハル州のサランという地域でその村3カ所で発生したといい、これにより当初20人が死亡したと伝えられたものの、現時点で50人以上が死亡している可能性があるとしています。
合わせて入院した患者も多くいるものの、全員が危ない状態で一部は失明したと伝えられています。

具体的に何が入れられたのかは記載はないものの『失明』と記載されていることからメチルアルコールでほぼ確定と考えられます。

当局は捜査官数十人を投入し現在まで流通業者126人を逮捕し。麦酒4000リットルを押収したと明らかにしています。ビハル州当局は、2016年に地域女性団体の意見を受け入れ、低賃金労働者の間で酒が原因とする問題が発生したことを受け酒類の販売及び消費を全面禁止していました。

しかし、禁酒されている州でも酒による死亡事故がインドで依然として頻繁に発生しており、違法に安い酒を販売することで利益を最大化しているとのこと。特に主流製造過程で『精力増進』などと胡散臭い謳い文句で『殺虫剤』など化学物質を添加する事例が相次いでいます。


インドでは今年7月にもインド西部グジャラート州でも密酒を飲んだ後、28人が死亡。昨年はインド北部のパンジャブ州で120人が死亡しており、グジャラート州も酒の消費の生産が違法な地域となっています。

参考