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地球どこに対してもミサイル攻撃が行えるようになった現在、このような兵器に対しての対策を講じる必要があるのですが、一方で中国では特に長距離ミサイルやドローン攻撃を避けるため空中に浮かせるレーダー反射板を設置する訓練を行ったと報じられています。

TheDriveによると、先月中国では具体的な地域は不明ですが、バルーンのような係留気球の下にレーダー反射板を取り付け空中に浮かせるという海外でもあまり見かけない訓練を実施しました。非常にアナログな手法になるのですが、どのよな利点があるのでしょうか。

記事によると、特定の種類の攻撃に対して重要な目標を防御するのに役立つものとして、低コストで配備が容易となるとしています。

China Is Using Radar Reflector Balloons To Defend Critical Targets From Aerial Attack

訓練されたのは映像から燃料を備蓄するタンクなどで、係留気球以外にも何らかのシートで覆う姿も確認でき、これは人工衛星やドローン対策と考えられます。
そして係留気球については、一般的に金属などレーダー波をよく反射する素材を空中に浮かせることで、特に遠くから地表に近い浅い角度の時に長距離合成開口レーダーを装備した監視航空機や衛星に干渉する可能性があるとのこと。

よくわからないのですが、要するにこのような電波を使ったレーダーは一部のミサイル・巡航ミサイルを干渉させることで、ミサイル搭載されたセンサーを狂わせ、ターゲット オブジェクトを確実に識別するデータベース照合も混乱できる可能性があるのではないかとしています。

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また低空で侵入してくる安価なドローンは係留気球のケーブルに接触する可能性もゼロではなく、ここまでくると第二次世界大戦中に飛ばしてた気球と同じような効果も考えられるものの、これら兵器が実際にどの程度実戦で応用が効くのかは未知数です。