
日本の厚生省によると2022年7~8月の2ヶ月間における最新の重症化率や致死率を発表しました。この期間はいわゆる第7波にあたる期間になるのですが、致死率については60代未満は0%だったと発表しています。
厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの重症化率や致死率の最新値を公表した。2022年7~8月の感染者のうち、重症化した人の割合は60歳未満で0.01%、60~70代は0.26%、80歳以上が1.86%で、季節性インフルエンザとほぼ同水準だった。政府が検討する感染症法上の位置づけ見直しの判断材料になる。簡単にまとめるとこのデータは新型コロナの第7波にあたる期間、かつ石川県、茨城県、広島県の患者データを集計したものであり、東京などの感染者数が沢山でたような地域は入っていません。
日本経済新聞

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結果はこの通りです。新型コロナと季節性インフルエンザを致死率や年代ことに分けて発表したものです。このようにいずれも季節性インフルエンザよりも致死率は低くその傾向としてはこれに似ていることがうかがえるものになっています。
注目なのは60歳未満の致死率がゼロとなったこと。これは以前から60歳未満はほぼゼロと言われていたのと同様の傾向が見られており、特に若い世代や中年であればむしろ死亡するケースのほうが極めて稀なケースということになりそうです。
また高齢者の死亡率とその平均年齢について。具体的な内容は不明ですが過去のデータと同様の傾向がみられることから死亡した人の平均年齢が日本の平均年齢を超えており80後半から90歳近いのではないかと考えられます。
まとめると
新型コロナに関してはこれまでのマクスもワクチンの接種率も低いある意味でノーガード状態の季節性インフルエンザと比べると危険性は低いことがわかりました。新型コロナの数値は国民のほとんどがワクチンやマスクをして考えられる対策、感染予防スキルが行き渡った上での数値であり、新型コロナ=季節性インフルエンザ並みの危険性と捉えるのは過剰な可能性もあります。季節性インフルエンザについてはタミフルなど劇的期に症状が改善すると言われる薬が存在しているなど新型コロナとは異なります。正しくはインフルエンザウイルスではなく従来の『風邪ウイルス』つまり従来のコロナウイルスと比較することが求められます。
ちなみにこの60代未満の致死率がゼロというのは要するに交通事故で死亡する人よりも圧倒的に少ないものです。