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ロシア海軍が唯一運用している空母アドミラル・クズネツォフ。現在改修のためドッグにいるのですが先日3年ぶりに火災が発生したと報じられています。

記事によると北西部ムルマンスク地域で現在大規模な改修工事が行われているアドミラル・クズネツォフでまた火災が発生したと報告されています。この空母は2019年にも大規模な火災が発生し、これが原因で再就役が遅れ、2024年にも再配備できるのではないかとしているのですが今回の火災でまた延期される可能性があります。

Russia’s Unfortunate Aircraft Carrier Has Caught Fire Again
https://www.thedrive.com/the-war-zone/russias-unfortunate-aircraft-carrier-has-caught-fire-again

記事によると火災の規模については局部的に煙が出ていたしており、2019年のものよりかは被害は軽微と考えられます。またロシア側も「船体へのダメージはない、死傷者はいない」と発表しているのですがロシア当局の発表なので当然アテになりません。

火災の発生についても何故かロシア側は細かく発表しており、修理作業に火災が発生したものの消防システムが作動したことですぐに消火できたとのこと。ただ現場にいた20人は避難したおしておりある程度炎上したのではないかと考えられます。

ここまで情報を出す理由については「ウクライナの攻撃があった」などとの噂が広まるのを回避したかったためであることは明白です。

アドミラル・クズネツォフ

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同艦艇は1982年に起工し1990年に就役したスキージャム搭載の空母です。同型艦としては中国がウクライナから購入したヴァリャーグ、中国での就役名『遼寧』です。ロシア唯一の空母で初の実戦経験は2016年にシリア内戦に出撃しました。

2017年8月には現在の大規模改修に向けてドック入し当初2021年にも再就役する予定でした。しかし、2018年に停電が発生し空母を出す過程で浮きドックそのまま沈没。その影響でクレーンが倒れ空母甲板を損傷。2019年12月12日に火災が発生し600平方メートルが炎上しました。そして3年ぶりに再び火災が発生しました。