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爆発的な感染拡大が広まっている中国。その国で解熱剤の価格が闇市で100倍以上となっていたり、住民らによる略奪・強奪など事件も相次いでいると報じられています。

海外メディアによると、現在1日あたり推定で少なくと数百万人以上が新型コロナに感染している中国で極めて深刻な品不足になっているのは解熱剤です。既に国内の売店からは買い尽くされた状態になっているとされています。

実は中国は解熱・消炎鎮痛剤「イブプロフェン」というものがありその生産規模は世界最大です。もちろん輸出も行っているのですが、なぜこのような状態に陥ったのか。原因は不明ですが、防疫緩和に向けた当局の準備が全くされないまま習近平政権がゼロコロナから急転換したことが原因とされています。

ただ、このあまりに異常な感染拡大が広まっている理由についてはよくわかっていません。中国でもマスクをしておりシノバックという効果が怪しいワクチンは一応接種しています。言い換えればこれまで中国政府が行ってきたゼロコロナが相当有効だったことが伺えるものになりました。

闇市で解熱剤価格100倍以上

新型コロナが蔓延したころマスクが品不足になり異常な価格で販売されたケースが日本でもありましたが、現在は解熱剤です。当然マスクとは違いそこらの工場で作れるものではないため生産量はそう簡単に増えることはありません。

朝鮮日報によると中国上海では定価15元日本円で290円くらいのものが解熱剤が130倍以上の3万8000円で売られるなど高騰した状態になっているとのこと。浙江省では市場監督局が「薬剤師が51円で仕入れた100錠入り解熱剤をバラ売りする方法で107倍で販売していた」として摘発したと発表しています。

他の地域でも薬局で略奪行為や薬が奪われる強奪が発生するなど世紀末状態になっているとのこと。

原因は習近平政権

その原因について中国政府は解熱剤・せき止め薬・抗生剤・抗ウイルス剤の生産と販売をコントロールする政策をしており2022年12月3日までは医師の処方を受けて実名で少量のみ購入可能な状態だったとのこと。つまり製薬会社も出荷量が増えないため減産を続けていたのですが、爆発的な感染拡大が発生したことで市場から消える状況に陥ったとのこと。

当然習近平政権が薬の増産指示を全く出していないといい、コロナと無策な政権により混乱状態になっていることが伺えます。

参考