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先日北朝鮮から飛来した無人偵察機が韓国領空に入る事案が発生したものの、韓国軍が迎撃を行ったものの撃墜することはできなかったと伝えられています。なぜなのか。その背景が実は日本でも考えられる別の問題があったことが明らかになりました。(画像は過去のもの)

複数の韓国メディアにとると12月26日午前10時25分ごろ京畿道金浦付近で北朝鮮の中間線であるMDLを越え韓国領空を侵犯。1機は恩平区などソウル北部上空まで侵入したことが明らかになっています。残り4機は仁川市江華島、京畿道坡州・金浦一帯を午後3時30分、実に5時間も飛行を許していました。なぜなのか。

韓国軍は無人機が飛来したことをいつ察知したのかは不明ですが、対応として戦闘機や軽攻撃機、さらに攻撃型ヘリを飛行させ20mm機関砲を発射。合計で100発の射撃を行ったものの迎撃にはいたりませんでした。

その背景には都市部で発生した今回の北朝鮮の無人機飛行について韓国軍は「民家に被害が出る恐れがあり、撃墜のチャンスをつかむのが難しかった」と話しています。要するに射撃した弾が地上に落下する過程で人的被害がでる可能性がゼロではなかったという理由です。

そのため射撃できる範囲や数が極めて限定されてしまい失敗したという理由のようです。ちなみに同じ時間帯、同じ地域で韓国空軍の軽戦闘機が墜落する事故が発生しており迎撃に出た機体なのかは明らかになっていません。

同様のことが日本でも発生した場合とすると当然海を超えてくるため韓国とは状況はかなり異なるのですが、仮に日本本土まで飛行された場合は人的被害がでるため射撃できないというのは十分に考えられます。

参考