中国の主食といえば米と小麦ですが現在のこの主食を変えようとしているのはご存知でしょうか。何にするのかといえば見出しでも紹介した用にジャガイモです。

中国では2015年あたり米、小麦、とうもろこしに続く国の第4の主食としてジャガイモを促進する政策を導入しました。何故なのか？すでにお察しの方も多いと思いますが、食糧問題と生産の容易さです。

中国は十数億人の人口を支えるため大量の食材を輸入しているのですが、台湾侵攻など何らかの西側による制裁が行われれば絶たれる可能性があります。そこで平時からもちろん制裁云々以外も世界情勢から食糧問題が発生する可能性がゼロではないため主食としてジャガイモをゴリ押ししようと言う計画です。



このゴリ押しについては2016年時点でテレビの料理番組でジャガイモを作った料理番組が頻繁に放送されており、新聞でも「主食に適任のジャガイモ！」などと国民の食文化に関する意識を変えようとさまざまな宣伝が行われていることが確認されていました。

この政策はやはりうまく言っていません。私達に置き換えれば簡単な話で文化とて根付いている米や小麦の主食をジャガイモに切り替えられるのかとう単純な理由です。中国の農家は世界で最も多くのジャガイモを植えており同国は世界のジャガイモ生産量の1/5、約20%を生産しています。しかし新鮮なジャガイモは中国国民の伝統的な食事の一部となっているもののそれは主食ではなく『野菜』と見なされており中国のジャガイモの 1 人あたりの消費量は世界平均をも下回っているとしています。

参考