世界各国でSNSなどを使用し反ウクライナ・親ロシアの言動を繰り返すアカウントが存在しますが、これに関してドイツ国内でこれウクライナ支援を否定していたグループの主要人物がロシアの工作員だったことが明らかになりました。
ドイツ国内で「ウクライナへの支援について考え直すべきだ」と主張しているグループの主要人物が、ロシアの国家機関や極右組織とつながりのある、親プーチン派工作員であることがロイターの調査によって明らかになっています。ロシアによるウクライナ侵攻がはじまって11ヶ月が経過しようとしているのですが、SNSをはじめさまざまな場面で何故かロシアを支持する人間が存在しています。このような人間はいったいどのような人たちなのか。
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ドイツメディアによると国内で活動しているのは元ロシア人だったり、何らかのロシアとつながりがあるなど親ロシア派の人間であることが分かったとしています。
記事では数人挙げられているのですが、一人目として紹介されているのはウクライナ侵攻以前から親ロシア派の集会を開いていたという人物で、ロシアの元空軍将校、ロスティスラフ・テスリュク氏だとしています。この人物は10年前にドイツに移住しているものの、ウクライナ侵攻以降はロシアが不法占拠しているドンバス地域に渡航。この渡航などはすべてロシア政府機関により調整されたものだとしています。
そしてその妻も当然親ロシア派です。ウクライナ出身でドイツ・ケルン在住のエレナ・コルバスニコワ氏。2022年に看護師の仕事をクビになったと公表しており、本人はドイツ人の抱く「ロシア恐怖症」だと主張していたといいます。
記事では合計6人が国内に在住する親ロシア派の名前を出しているのですが、一部はロシアの情報機関で勤務歴があるなどロシア政府とつながりが今もありそうな人間の名前が挙げられています。
以上ですが、実はこのような親ロシア派については欧米、そして日本でも共通するような特徴があり、日本メディアなどによると、いわゆる新型コロナの反ワクチン派に多い傾向があったり、わかりやすくロシア時間でSNSに活動するなど他とは異なる特徴があるとされています。