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ロシアがウクライナに侵攻して来月で1年となるのですが、そんな軍事大国ロシアががウクライナからの攻撃を想定しているのかモスクワにある中枢であるクレムリンの付近に短距離地対空ミサイルが配備されたと報じられています。

記事によると、2023年1月19日にSNSに投稿された内容として、ロシア国防省が管理しちえるモスクワ川沿いにある8階建ての建物にクレーンを使用し96K6 パーンツィリ-S1という自走短距離防空システムを設置したことが確認されたと報じています。



記事によると、実はロシアはこれ意外も複数の地対空ミサイルをクレムリン近辺に配備しているといい、SNSの情報によるとS-400 地対空ミサイルはモスクワの住宅街付近にオストロフ国立公園に配備されているとしています。

理由ウクライナのドローン攻撃

なぜロシアがここにきてクレムリンに地対空ミサイルを配備したのかです。理由は単純でウクライナがロシアの中枢であるクレムリンに対して直接攻撃できるの能力があるとみられるためです。

理由は昨年12月にサラトフ州のエンゲリス空軍基地とリャザン州にあるディアギレボ空軍基地の2つのロシア軍基地に対してドローンを利用した長距離攻撃が行われていた点です。これは距離にする600~700kmほど最低でも飛翔したと考えられます。

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これを同じくウクライナのキーウからの直線距離に当てはめるとキーウとモスクワは直線距離は650km程度しか離れておらず、十分に射程内だということがわかります。

ウクライナはこれまでも数回ロシアに対して攻撃を実施しており命中精度などは問題はないと考えられます。今後、ロシアがウクライナに対する攻撃の反撃としてクレムリン対して攻撃実施する可能性は低くはないということが伺えます。

▼使用されたのはTu-141という無人偵察機を爆装した機体とされる