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あまりに稚拙な侵攻計画で被害を拡大させているロシア軍。その人的被害に関してアメリカ軍制服組トップのマーク・ミリー氏は「死傷者は10万人を遥かに超えている」と発表しました。

今月20日ドイツで行われたウクライナ国防連絡グループ会議の終了後の記者会見で統合参謀本部議長のマーク・ミリー陸軍大将はウクライナ戦争におけるロシア軍側の被害に関して「今では10万人をはるかに超えていると思います」と語ったと報じられています。

Ukraine Situation Report: Russian Casualties "Significantly Well Over 100k" Says Top U.S. General

アメリカが具体的にどの程度死傷者を把握しているのかは不明ですが、前回発表していた2022年11月では10万人を超えるロシア兵が死傷しているという表現になっていたといいます。

プーチンの私利私欲のために始まったこのウクライナ侵略戦争について、ロシア側が死傷者数については詳細を提供したりウクライナ側も損失についての数字も提供されたりしていないものの「両側にかなりの死傷者がいる」と述べています。

ウクライナ側の被害については「多くの罪のない民間人が殺されており民間のインフラを攻撃していることからもわかる。かなりの量の経済的損害とエネルギーインフラへ損害でウクライナ軍は苦しんでいる。非常に血なまぐさい戦争です」と主張しています。

一方でこの戦争の終わりについては「遅かれ早かれある時点で交渉のテーブルに着かなければならないだろう」「自由で主権があり領土をそのままに『独立したウクライナ』という最終状態が満たされたときに交渉できるはずだ」と主張しています。つまりロシア軍が少なくとも侵攻前の時点に戻らなければ交渉というものは始まることはないとしてます。