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韓国メディアによると、2016～17年にかけ韓国を経由し日本に金を密輸する手口で稼いでいた韓国人に対して115億円の罰金を言い渡す判決が出たと報じてられています。(画像は参考資料)

一昔前韓国と日本の間で確認されていたのは金の密輸です。これに関して先日韓国で裁判があり26日、仁川地裁は香港で購入した金を韓国の仁川国際空港を経由し日本に密輸したとして摘発されていた40代の人物に関して関税法違反として罰金1101億ウォン、日本円にして約115億5000万円と、さらに追徴金として2470億ウォン、約260億円の支払いを命じる判決を言い渡したと報じています。

額が大変なことになっているのですが、この犯罪者は2016年8月から17年4月にかけ、当時の額で2243億ウォン相当、現在の日本円で237億円相当の金塊4952個を115回も日本に対して密輸していたことが分かっています。

手口については不明ですが、当時韓国から入国する日本の税関の検査が緩和されたこと機に始めたとしており、男は香港で購入した金塊を仁川国際空港の乗り継ぎを行う時に別の運び屋に金を渡して、日本に持ち込ませる方法だったとしています。

裁判でこの犯罪者は「自分の行為が罪にならないと思っていた」などと意味不明な主張をしていたものの当然法律に照らし合わせて罪になると判断しました。仁川地裁は「被告は金塊運搬担当者を募集するという明らかに犯罪行為だと認識していた。不法搬出した金塊は2240億ウォンを超える巨額であり、罪責は重い」として今回の判決を言い渡しました。



日本で相次いでいた海外から日本に対する金を密輸する事件については当時高騰しており相場利益を目的とした犯行と警察は推定しています。日本では増税で密輸した金を税務署に消費税申告することで税額控除を受けることができたといい、消費税がかからない国で購入した金を日本の密輸することでこの税額控除分を利益として得ようとする犯罪も多く発生していたとされています。

ちなみに密輸された金については通常の取引で発生する関税分などを支払わなければ没収されるという内容見聞きしたことがあり、想像ではこの金は日本側には入るのではないかと考えられます。