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インドネシアの現地メディアによると行方不明となり捜索が続けられていた4歳の少年について、川に生息するワニが背負って遺体を返しに来る出来事があったと報じられています。ちなみに噛まれた様子などは一切なかったとのことです。

インディアン・エクスプレスによると今月、ボルネオ島のマハカム川で行方不明に鳴っていた子供の遺体について、1匹のワニが背負った状態で捜索隊に引き渡し、その後家族の元に戻ったという出来事を報じています。

報道によると、死亡した子供は川の近くに住んでいた子で、今月18日に突然行方になったといいます。家族らは「川に落ちた可能性がある」と考え現地の捜索救助隊に通報しました。しかし、捜索がはじまっても見つかりませんでした。

行方不明から約36時間後に出来事は急展開します。漁師ら数名がワニが何かを背中に乗せて泳ぐ約3メートル級を発見したといいます。漁師らが確認したところ、ワニの背中には子供と考えられる遺体を背負っていたといいます。
救助隊の関係者によると「20日午前7時ごろに複数の漁師から『ワニが遺体を背負って泳いでいる』との通報があった」「遺体は現在捜索中の子供だった」と説明しました。


問題なのはその時の様子です。実はこの様子はSNSに投稿されており、ワニは行方不明の子供の遺体を背中に乗せて救助隊の方向にゆっくりと泳いできたといいます。そしてワニは数メートルまで救助船に近づき遺体を引き渡して去っていったとのこと。

その後、遺体の状態を確認したものの少なくともワニがかみついた痕跡などは一切なかったとしています。救助隊関係者も「子供の遺体に損傷などは一切なかった」「もしかしたら子供の捜索をワニが手伝ってくれたのではないか」と述べています。現在死因ははっきりしていないものの川に転落したことによる水死ではないかと見ています。