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数世紀にわたり人類で最も高い建造物として地球を代表する大遺産『ピラミッド』。今も私達の興味をひきつけて止まない存在ですが、米研究者によると実は建設当初は白色をしていたと発表しました。

現在ピラミッドは段々の茶色い姿をしているのですが、当初はきれいな四角錐の形をしていたといわれています。要するにきれいな面として存在していたとされるのですが、なぜこのような姿になったのでしょうか。

これに関して、今月5日米国科学専門メディアライブサイエンスによると、エジプトピラミッドは建てられた当時、今の黄土色ではなく白に近かったと説明しています。エジプト学者ムハンマド・ムジャヒド博士はインタビューで「建設されたすべてのピラミッドは建築当時、白石灰岩で覆われていた」と話しています。その外壁は日光に反射されるたびに燦爛に輝いたのではないかと付け加えています。

特に有名なピラミッドはクフ王の名にちなんでクフピラミッドとも呼ばれているのですが、その外壁はが今の姿になったのはクフ王以外のものも含めほとんどのピラミッドが後に建設された宮殿などの建材として利用されたり場合によっては略奪されて消失したと説明しています、

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推定される量としてスコットランド国立博物館は、大ピラミッド建築当時仕様された石灰岩は610万トン。この博物館はでは1872年に大ピラミッドの石灰岩の外壁を1個保管しており、石灰岩で覆われていたことを示唆しています。

特にピラミッドからきれいな石灰岩の外壁が消失し始めたのはツタンカーメン在位(紀元前1336~1327年)当時からだと指摘しています。研究者によると証拠があると明らかにしながらも石灰岩の外壁消失は用途変更と略奪を主な理由上げ12世紀頃まで続いたと説明しています。また1303年にエジプト地震により当時ピラミッドの一部である石灰岩の外壁が落ちたものもあるとBBC放送は伝えています。

ムザヒド博士によるとピラミッドの頂上にはもともと『エレクトラム』という物質からなった外壁があったと説明してます。エレクトラムは金と銀の合金で琥珀色を帯びた外壁であり、先端は小さなピラミッドという意味の『ピラミディオン』とも呼ばれ、ピラミッドの上に先のとがった宝石を飾ったように見えたとしています。

しかし、ほとんどのピラミディオンも時間の経過とともに消失。世界のいくつかの博物館にはピラミディオンの一部が保管されており、英国の大英博物館には石灰岩のピラミディオンが展示されここには古代エジプトの神々の姿が描かれており、ここからもピラミッドが宗教的な意味でも建築されたことを示されています。

参考