A-50破壊

海外メディアによるとロシア空軍が保有するA-50メインステイがベラルーシ軍の反政府組織により破壊されたと報じられています。

The Driveによると、ロシアと軍事同盟にあるベラルーシ。ミンスク南部に位置するマチュリシチ空軍基地に展開していたA-50というロシア空軍の早期警戒管制機について最近『何らかの出来事があった』とSNSで話題になり状況が確認できなかったものの少なくとも飛行できない状況になっていると報じられています。

Claims Swirl Around Supposed Strike On Russian A-50 Radar Jet In Belarus
https://www.thedrive.com/the-war-zone/claims-swirl-around-supposed-strike-on-russian-a-50-radar-jet-in-belarus

記事によると、この機体は2023年2月19日に同基地に駐機している姿が人工衛星で撮影されているのですが、最近、「破壊された」「無人機の攻撃があった」という断片的なん情報が飛び交っていたといいます。

A-50はウクライナ侵攻でロシアとしては広域空中監視と空中指揮統制機能を用いてレーダー監視機能を用いることで「航空写真」を生成したり地上レーダーでは見ることができない特に低空飛行の航空機を検出することができるなど非常重要な目として機能します。

このA-50は40機あまり生産されているとしているのですが、ロシアで稼働しているのは10機前後とされているのですが実際はもっと少なく数機程度。任務に使用される機体はそこから一部となってり、わずか数機程度という主張もあります。

破壊され飛行不能に

問題なのはこの機体の状態です。一部報道によると現在のベラルーシ大統領に反対するベラルーシ軍の反政府組織BYPOLの公式チャンネルによると「ベラルーシのパルチザンにより操縦されたドローンによってA-50は破壊された」と発表しているそうです。

また「2回の爆発の結果により航空機の前部と中央部を破壊。アビオニクスとレーダーアンテナが損傷しました」「被害は深刻。機体は間違いなくどこにも飛べない」と主張しています。

ロシア、ベラルーシ、ウクライナとも公式にこの内容は発表していないのですが、新ロシア派の一部では爆発があったことを確認していると発表しており、ほぼ間違いなく何らかの出来事はあったと考えられます。