ウクライナ侵攻で注目されているのはドローンです。これまでの戦争とは違って小型のドローンが多く利用されるという新しい時代の戦争に入ったことは間違ないのですが、一方で軍需大手もドローンについては開発が進められています。

BAE unveils low-cost, high-volume precision guided missile kits
https://newatlas.com/military/bae-razer-guided-missile/

イギリスのBAE Systemsは今年2月『Strix』という機体を発表しました。このドローンはかなり大型のドローンで大きさは2.6 x 4.5 mに折りたたむことができ、コンテナに納めることができる機体です。そして離陸がかなり特徴的で、後輪で立ち上がり垂直に離陸できるため滑走路は不要です。







搭載可能な兵器は合計で160kgを搭載し最大800kmまで飛行できることができるとしています。これは一般的なドローンよりもかなりの飛行能力があることがわかります。

そしてこの機体でも運用できるのはというシステムです。こちらは無誘導爆弾を誘導爆弾に変更できる翼付きのキット名です。



Strixに搭載されている兵器が「Razer」を取り付けた爆弾です。この兵器は有人ヘリなど様々な兵器で運用することができます。

ただ、この機体については非常に大型でウクライナで運用しているような機体に比べて高コストかつ運用が難しい兵器と考えられどこまで有効なものなのかは不明です。一般的な攻撃ヘリと役割がかぶるものであり、このような無人兵器の発展で削られるのはやはり有人の機体ということになっていきそうです。