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眼鏡を付ける必要がなく、制約も比較的少ないコンタクトレンズ。現在は安価なものも販売されていますが気になるのはその洗浄方法です。一般的に水洗いはダメだと言われているのですが本当なのでしょうか。

結論から先に紹介すると水道水で洗浄することでアメーバの一種であるアカントアメーバが住み着き人間の目にダメージ与えるため行ってはいけません。

韓国メディアによると国内では人口の10人に1人が何らかのコンタクトレンズを使用しているものの、中にはコンタクトレンズを全く洗わなかったり友人と共有するなどの行為もあるといい病気になる例も報告されています。

콘택트렌즈, 절대 ‘수돗물’로 씻으면 안 되는 이유 [메디컬 인사이드] | 서울신문
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20230304500008

記事によると、韓国コンタクトレンズ学会で最も多い病気はコンタクトレンズによる角膜炎の60%は、私たちの周りでよく見られる「緑膿菌」によって引き起こされるといい、この緑膿菌は抗生物質に耐抗生があるため治療も難しい場合があります。
そして特に注意が必要なのは安価なコンタクトレンズです。安いものには安い理由があり処理が甘いため雑菌が付きやすいという特徴があります。

水洗浄はアウト

コンタクトレンズの洗浄については専用の洗浄剤など用いて指で軽く洗うなどの方法が一般的です。レンズを洗浄した後に生理食塩水で十分に洗う必要があるものの、この生理食塩水を長期間使用する人がいるとのこと。

生理食塩水についても汚染は非常に発生し易いものであり1週間を超えて長期使用は危険だとしています。また生理食塩水を使わずに水道水で洗浄する場合もあるもののコレだけは絶対に避けたほうがいいとしています。

水道水の中にはアカントアメーバという身近にいる微生物が存在しています。一般的にアメーバによる人体感染は極めて稀ですが目は違い角膜感染は他の箇所よりも450倍も高いとされています。このようなアメーバは細胞壁が厚く水道の消毒過程も通過して生き残るといい水道水で洗うのは危険だとしています。

仮に感染した場合は塩酸ポリヘキサンメチレンビグアニド」(PHMB)、「クロロヘキシジン」で治療することになるものの、失敗した場合は角膜移植以外方法はないととのこと。

管理できないなら眼鏡がいい

コンタクトレンズは非常に便利ですが手間がかかります。一般的に消毒は6時間以上洗浄剤に浸して置く必要があります。また長期間使用するとレンズにタンパク質が付着することになるものの異物を完全に除去するには製品によって1〜4週間間隔で「酵素洗浄剤」を使用する必要があるとのこと。

そのためコンタクトレンズについては保管容器や洗浄剤なども全て3ヶ月で使い切ることが重要であり怠ると被害は目に行くことになるとしています。