
アメリカ空軍によると、これまでウクライナで運用されていなかったJDAMという精密誘導爆弾を輸出したと発表し、その中でも長距離を滑空できるJDAM-ERも既に実戦使用されているとのことです。
発表したのは在欧州米空軍 (USAFE) のトップ、ジェームス・ヘッカー大将で「最近ウクライナ向けの精密誘導爆弾をウクライナ空軍が手に入れており、普通の自由落下爆弾よりも少し遠くまで届き、精密誘導が行える兵器となっている」と明らかにしました。
具体的にいつ輸送したのかは明らかになっていないものの「ここ3週間でウクライナに与えた兵器だ」としており、文言からは2月頃には既に配備していた可能性が伺えるものとなっています。
ただ、現時点でウクライナ空軍にはJDAMを扱える西側製戦闘機などは存在していないことから何らかのアダプターを介して運用しているものと考えられます。


JDAMとはアメリカ空軍が一般的に運用する無誘導の航空爆弾にフィン、GPSやレーザーなどのキットを搭載して精密誘導爆弾にするものです。このキット名がJDAMと呼ばれているものの、取り付けた爆弾本体を広くJDAMと表現しています。

一方でJDAM-ERはJDAMにさらに滑空する翼を搭載することで射程を伸ばすことができるもので、自由落下の航空爆弾よりも最大で3倍ほど遠くまで滑空することができるとされています。飛翔距離は投下高度にも左右されるのですがカタログスペックとして最大45マイル、72km飛翔し地上ターゲットを破壊します。
参考:JDAMの着弾映像。通常の無誘導爆弾では不可能な一点に集中して落下している
具体的にいつ輸送したのかは明らかになっていないものの「ここ3週間でウクライナに与えた兵器だ」としており、文言からは2月頃には既に配備していた可能性が伺えるものとなっています。
ただ、現時点でウクライナ空軍にはJDAMを扱える西側製戦闘機などは存在していないことから何らかのアダプターを介して運用しているものと考えられます。
JDAM


JDAMとはアメリカ空軍が一般的に運用する無誘導の航空爆弾にフィン、GPSやレーザーなどのキットを搭載して精密誘導爆弾にするものです。このキット名がJDAMと呼ばれているものの、取り付けた爆弾本体を広くJDAMと表現しています。

一方でJDAM-ERはJDAMにさらに滑空する翼を搭載することで射程を伸ばすことができるもので、自由落下の航空爆弾よりも最大で3倍ほど遠くまで滑空することができるとされています。飛翔距離は投下高度にも左右されるのですがカタログスペックとして最大45マイル、72km飛翔し地上ターゲットを破壊します。
参考:JDAMの着弾映像。通常の無誘導爆弾では不可能な一点に集中して落下している