Record Chinaによると今月9日、中国版ツイッターこと微博（ウェイボー）で真夜中にテレビが大音量でカウントダウンを始めたなどという書き込みが相次ぎ話題になったと報じています。

出来事があったのは広東省深セン市一帯で、投稿された動画には家にある普通の中国メーカーTCL製のテレビが夜中に電源が入り、突然大音量で「5、4、3……」とカウントダウンを始めたといいます。そしてカウントダウンを終えた瞬間にサイレン音が鳴り響いたとのこと。

▼音割れするほど大音量でカウントダウンしている
pic.twitter.com/fOuTW20mPo

— 中国動画 (@RC00547555) March 10, 2023

この動画が撮影されたのは誰もいない部屋でテレビからカウントダウンが始まったといい、何事かと重い部屋にやってきて照明を点灯、テレビの様子を確認しているとサイレン音に切り替わり動揺する映像が映し出されていたといいます。

サイレンは緊急地震速報

実は中国でも日本で言う緊急地震速報システムが整備されているところがあるらしく、深セン市もその一つです。テレビメーカーによると「一部のテレビには緊急地震速報を発出する機能が備わっており異常ではない」とコメント。

撮影された8日午前5時半に確かに広東省でマグニチュード4.7の地震が発生はしていたといいます。しかし、震源地から深セン市から200km近く離れており当然深セン市では揺れは観測されなかったといいます。

これに関して中国では「自分も同じ地震でスマホから緊急地震速報を受け取って起こされた」というコメントもありどうやらスマホでもカウントダウンがされていたこともわかりました。また素晴らしい機能だとは思うけれど、通知する地震の規模とか地域とか設定できないのかな」「地震の多い四川省に住んでると、こんなの日常茶飯事だ」というコメントも寄せられていたといいます。


ちなみに海外では真夜中に30分も空襲警報のサイレンが鳴り響く誤報が発生したことがあります。


参考