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日本の次期主力戦闘機について、イギリスの第6世代戦闘機開発に参画する形で国際共同開発する案となったのですが、その分担金についてイギリスと日本がそれぞれ4割ずつ負担することで協議が進んでいると報じられています。

ロイター通信によると、現在日本とイギリス、そしてミサイルなどで有名なイタリアが共同で開発を目指すとしているF-22やF-35を越える次世代の第6世代戦闘機に関して、焦点だった開発費の分担を日英で4割ずつ対等にする方向で協議していることが分かったとしています。

もちろんこの内容は正式なものではなくあくまで関係筋から漏れたものでありどのようになるのかは不明ですが、日英で4割、イタリアが残りの2割というのは真っ当額と考えられ開発費を均等に分担するという形で話が進んでいるとしています。

第6世代戦闘機テンペスト

今回の話の機体は元々はイギリスが発表した第6世代戦闘機テンペストが元になっています。イギリスは以降共同開発する国を探しておりイタリアが参画。イギリスは当初から日本の次期主力戦闘機開発と時期が重なるこからかなり強く共同開発のアプローチが行われていました。



日本としても自国技術だけで開発することは極めて困難であり、アメリカはF-22にF-35の機能を載せる案など複数案がだされたものの却下。結果、アメリカに対しては共同で軍事作戦を行えるような機能を搭載するという形で了承を得ており初めて欧州各国とイギリスと共同開発する流れとなりました。

開発されるのは第6世代戦闘機です。F-22やF-35を越える性能がある機体で無人飛行できるなど新しい世代の戦闘機になるとされます。この構想は日本が開発したいとしていた次期戦闘機と合致するところもかなり多く共同開発となった理由です。

機体については目安としては2035年、今から約12年後に戦闘可能な初号機を配備します。つまりこの12年のうちに試作機を開発し初飛行、各種ミサイルの運用など最低限運用可能なレベルまで機体開発を行うことになります。

この第6世代戦闘機についてはアメリカも独自で開発を続けており、他国との共同開発は行いません。また欧州ではやはりフランスが主導する案にドイツなどが参加している状態です。つまり西側各国としては日英伊のテンペスト案、アメリカの案、フランス案の3つ第6世代戦闘機が開発されるという状況になっています。

参考