
中国メディアによると、国内の水産加工会社が販売しているアワビなどの海産物を検査したところ使用してはいけない有害なホウ砂が大量に検出されたと報じています。この企業からは既に5000トンあまりがホウ砂処理されたもののその行方はよくわかっていません。
中国紙・新京報によると発覚したのは記者が企業の悪態を暴露するために偽装就職するという中国では度々行われる方法です。今回対象になったのは遼寧省大連市でナマコやアワビを加工している水産加工会社です。
記者が撮影した映像によると、加工工場ではナマコ、アワビをタンクの水につけ、そこに白い粉を混ぜるということが行われおり、「これは何か」と聞いたところ「薬だ」と言われたといいます。その後記者はこっそり白い粉を入手。吉林省長春市の化学実験室に成分分析を依頼した結果、主成分がホウ砂であることがわかりました。
ホウ砂は手に触れたりする程度では特に問題は無いとされるものの、大量に体内に入ると胃酸と反応して嘔吐、下痢、発疹、意識不明などの中毒症状を引き起こすことが分かっています。
中国では食品安全基本法でホウ砂を有毒物質と規定しており食品へ添加してはいけません。 仮にホウ砂が使われた食品を販売すれば5年以下の懲役、ホウ砂が入った食品で消費者の健康に害を及ぼした場合は10年以下の懲役を科されるとしています。
なぜ業者がホウ砂を使用したのかについては、普通のアワビを高価な黒いナマコ「黒参」に偽装するために行ったているとしており、記事ではホウ砂を溶かした水でナマコを洗った上でゆでると黒く変色すると指摘しています。
問題なのは既にホウ砂処理された海産物が市場に流出しているといい、その規模はこれまで5000トンとしているのですが行方はよくわかっていないとしています。
参考
記者が撮影した映像によると、加工工場ではナマコ、アワビをタンクの水につけ、そこに白い粉を混ぜるということが行われおり、「これは何か」と聞いたところ「薬だ」と言われたといいます。その後記者はこっそり白い粉を入手。吉林省長春市の化学実験室に成分分析を依頼した結果、主成分がホウ砂であることがわかりました。
ホウ砂は手に触れたりする程度では特に問題は無いとされるものの、大量に体内に入ると胃酸と反応して嘔吐、下痢、発疹、意識不明などの中毒症状を引き起こすことが分かっています。
中国では食品安全基本法でホウ砂を有毒物質と規定しており食品へ添加してはいけません。 仮にホウ砂が使われた食品を販売すれば5年以下の懲役、ホウ砂が入った食品で消費者の健康に害を及ぼした場合は10年以下の懲役を科されるとしています。
なぜ業者がホウ砂を使用したのかについては、普通のアワビを高価な黒いナマコ「黒参」に偽装するために行ったているとしており、記事ではホウ砂を溶かした水でナマコを洗った上でゆでると黒く変色すると指摘しています。
問題なのは既にホウ砂処理された海産物が市場に流出しているといい、その規模はこれまで5000トンとしているのですが行方はよくわかっていないとしています。
参考