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ロシアのウクライナ侵攻を受けて明らかに露呈しているのは戦力不足です。これに関して最近、ロシアがT-55という1965年以降に生産された戦車を鉄道輸送している姿が撮影されました。



この動画はTwitterに投稿されたものでどこで撮影されたものかは不明ですが鉄道を使って大量のT-55を輸送する様子が確認されたというものです。

T-55は形状がよく似たT-54も含め1970年代後半まで大量に生産されたもので、56口径100ミリ砲を備えた戦車です。乗員は4人。当然自動装填が登場する前のものであり小さい車両に4人の乗り込む必要があります。

T-55については初期に生産されたものと改良されたモデルが存在しており、仮にこの動画が最近撮影されたものとするのであればT-55Mといった1970年代ごろに生産された最終モデルと考えられます。

T-55は現代のような半導体で制御する電子装置がほとんどついていないような時代に生産されており、逆に言えば耐久性という面では強いということになります。ただ1970年代のモデルとした場合、通信装備は現代のものを使うとして他にも電子パーツが搭載されているものがあると考えられます。

いずれにしても非常に簡単な昔ながら照準などが使用されていると思われるのですが、ロシアとしては極めて深刻な兵器不足に陥っていることは間違いないということになりそうです。