定期的に開催される米韓合同軍事演習を期に北朝鮮から発射し続けているのは弾道ミサイルです。3月19日発射されたミサイルについて、強固なコンクリートなどで防御されたサイロから発射された可能性が高いことがわかりました。
2023年3月19日、韓国の合同参謀本部は北朝鮮が午前11時5分に平安北道東倉里周辺から東海に向かって短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。後日北朝鮮が撮影した発射の様子が撮影されたのですが、この弾道ミサイルが地下に作られたミサイルサイロから発射されたことでほぼ間違いないとされています。
こちらが北朝鮮が発表した弾道ミサイルの写真です。
サイロからの発射と断定できるのは煙の排気ガスです。
こちらは古い時代のアメリカのサイロから発射された弾道ミサイルで同様に排気ガスが両脇から噴射されていることがわかります。
ミサイルサイロとは発射台を円柱の構造地下に作りそこから弾道ミサイルを発射するもので、アメリカやロシア、中国などでは現在運用している一部の弾道ミサイルがそのような運用方法をとっています。
利点はいくつかあり、今回発射されたKN-23は固体燃料を使用しているため液体燃料のように燃料補給の時間がほぼありません。また車両に搭載されていないため即座に発射できる利点があります。もちろん発射を事前に察知するのは困難です。
合わせてサイロは複雑な車両タイプのロケットよりも簡単にかつ安価に構築することができるとされメリットも大きいと考えられます。
デメリットとしてはサイロは移動することができないためサイロを監視しているだけで発射を探知できるという問題が生じます。また、仮に開戦するとなると真っ先に叩かれる拠点であるため、数メートルのコンクリートも貫通できる現代兵器に対して頑丈なものが作れるのかという疑問があります。
こちらが北朝鮮が発表した弾道ミサイルの写真です。
サイロからの発射と断定できるのは煙の排気ガスです。
こちらは古い時代のアメリカのサイロから発射された弾道ミサイルで同様に排気ガスが両脇から噴射されていることがわかります。
ミサイルサイロとは発射台を円柱の構造地下に作りそこから弾道ミサイルを発射するもので、アメリカやロシア、中国などでは現在運用している一部の弾道ミサイルがそのような運用方法をとっています。
利点はいくつかあり、今回発射されたKN-23は固体燃料を使用しているため液体燃料のように燃料補給の時間がほぼありません。また車両に搭載されていないため即座に発射できる利点があります。もちろん発射を事前に察知するのは困難です。
合わせてサイロは複雑な車両タイプのロケットよりも簡単にかつ安価に構築することができるとされメリットも大きいと考えられます。
デメリットとしてはサイロは移動することができないためサイロを監視しているだけで発射を探知できるという問題が生じます。また、仮に開戦するとなると真っ先に叩かれる拠点であるため、数メートルのコンクリートも貫通できる現代兵器に対して頑丈なものが作れるのかという疑問があります。