
抗真菌薬に耐性のある細菌、カンジダ・オーリス(Candida auris)。病院でパンデミックが発生し死亡例がいくつか報告されているのですが、アメリカでは現在アメリカの半分の州で見つかっていると報告されています。
2009年に日本で初めて発見され以降、30カ国で見つかったのはカンジダ・オーリスです。この細菌何が怖いのかというと、発見された場合、抗真菌薬のフルコナゾールがもちいられるものの9割で耐性があり効きません。さらに5割でそれ以外の複数の抗真菌薬が効かない多剤耐性があり、4%にいたっては人類が開発したどの薬も効かないため、感染し体内で広まった場合は致命的な状態となります。
New Deadly Superfungus Can Now Be Found in Half of US States : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/new-deadly-superfungus-can-now-be-found-in-half-of-us-states
今回はアメリカの例ですが、アメリカでは2016年にはじめて発見されて以降、病院や介護施設で発見され2021年時点ですでにアメリカの半数の州から発見されています。
どのように広まるのかについてはカンジダ・オーリスは皮膚を好むことが知られています。これはカンジダ・オーリスが定着している人々が皮膚から大量の酵母を排出する可能性があることを意味しており、例えば寝具や表面が真菌で汚染されることで院内感染として広まることがあるといいます。
New Deadly Superfungus Can Now Be Found in Half of US States : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/new-deadly-superfungus-can-now-be-found-in-half-of-us-states
今回はアメリカの例ですが、アメリカでは2016年にはじめて発見されて以降、病院や介護施設で発見され2021年時点ですでにアメリカの半数の州から発見されています。
どのように広まるのかについてはカンジダ・オーリスは皮膚を好むことが知られています。これはカンジダ・オーリスが定着している人々が皮膚から大量の酵母を排出する可能性があることを意味しており、例えば寝具や表面が真菌で汚染されることで院内感染として広まることがあるといいます。
この細菌は物質の表面に数週間生存することができるのも厄介なところで、真菌の拡散と病気になる患者への曝露を抑制するには強い清掃と手洗いが必要とされています。
注意してほしいのはカンジダ・オーリスが定着しているほとんどの人はそれで病気になることはなく死亡に至ることもありません。ただ病院では治療の過程、例えば手術の傷や静脈ラインからの血液に入ると感染を引き起こすといい体内に入ると臓器や血液に感染。非常に深刻で致命的な可能性のある病気を引き起こす可能性がしられています。
死亡率は30〜60%です。異常に高いのは感染した人の多くが、例えば他の病気で重篤な状態にあることが多いため死亡率が高くなっているという側面があり、具体的な死亡率を特定するのは難しいとしています。
死亡率は30〜60%です。異常に高いのは感染した人の多くが、例えば他の病気で重篤な状態にあることが多いため死亡率が高くなっているという側面があり、具体的な死亡率を特定するのは難しいとしています。
感染し発症した場合の症状としては発熱、悪寒、頭痛、吐き気などさまざまな症状が現れる可能性があるため他の感染症と診断は難しい場合があります。一方で、ここ数年でこの真菌を正確に識別するのに役立つ新しいテストも開発されているとしています。
ちなみにアメリカでカンジダ・オーリスに感染して人の数は2016年で53人だったものの、2022年には2377人に急増しています。
ちなみにアメリカでカンジダ・オーリスに感染して人の数は2016年で53人だったものの、2022年には2377人に急増しています。
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