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購入したものの何らかの理由で返品するハメになる商品。世界最大のオンライン通販アマゾンは扱っている商品の中でも返品率が高い商品について、購入者にページ内で注意をうながす表記を始めると報じられています。

Amazonで商品の良し悪しを購入前に事前に確認する方法として、新たに「よく返品されるアイテム」という警告ラベルの導入が始まっていることが分かりました。

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みなさんも月に何回もアマゾンを利用していると思うのですが、これまで勘違いで購入して返品したケースなど返品した商品もかなり多いと思います。それ以外も返品の仕方が分からない、時間が無いなどの理由で結局捨ててしまったケースも多いと思います。

現在アマゾンでは「新品または開封済み未使用品は購入から30日以内であれば返品可能」としており他の通販サイトに比べると返品基準が緩くしやすいという印象があります。この緩さは後から紹介する理由があります。

もちろんアマゾンとしてはどの商品がどのくらい返品されたのかはモニターしているのですが、今後商品の説明欄にあくまで誤って購入してしまう誤購入を防ぐため「よく返品されるアイテム」とラベルを表記するというものです。

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過去に報じられたケースによるといちど消費者の手に渡ってアマゾンに返品された商品の多くが再販版されることなくそのまま廃棄されていると言われています。その理由は返品された商品の多くが再び新品として販売することが多くの場合で不可能だというものです。

結局は一度誰かに渡った商品を本当に開封していないか、動作させていないかなどチェックし再び新品として売るという処理にアマゾンのような大企業であれば莫大な労力と時間が必要です。これら人件費と時間をかけるくらいならば捨てて新しく売ったほうがトータルで利益がでるということなのだと思います。

もちろんアマゾン側はサプライヤーに返品したり慈善団体に寄付することがあるとしているのですが全てを再販売するということは物理的にも不可能という状況のようです。

ちなみに日本におけるオンライン通販の返品率は5~10%とされているのですが、海外では20~30%、さらに半数近い数が返品されているケースがあるといいます。特に一度使ったものでも気に入らなけれ返品できるケースが大企業ではあるといい高い返品率となっているとされています。これは顧客の満足度を高めるという理由であり返品は多いものの企業しては安心して購入してもらうことで逆に売上の拡大につなげています。

ちなみに海外では返品を専門に行う業者というものも存在しています。

参考