中国防疫当局は先月28日に「この女性が骨髄腫などの基底疾患があり、家周辺の市場（wet market・新鮮肉類・魚などを販売する市場）で野生家禽に晒された履歴がある」と説明。 「疫学調査、密接接触者追跡管理、感染地域家禽殺処分および消毒など防疫措置した」とし「密接接触者の中で追加疑い事例は発見されなかった」と説明しました。

問題なのは、広東省疾病予防統制センターがH3N8鳥インフルエンザの人感染症例を報告したのが感染者が症状を見せてから1ヶ月が過ぎた3月28日だったことです。既にこの発表が行われた時点で、この女性は死んいたにもかかわらず中国防疫当局はWHOに「感染事例」という軽い報告したとしてます。

世界におけるH3N8鳥インフルエンザ陽性判定事例はこれまで3回あり、その内中国では2回となっています。あわせて死亡事例が出たのは今回が初めてとなります。

今回の中国の対応についてイギリスメディアは「中国は新型コロナを感染症例を隠蔽したという非難をうけたにもかかわらずウイルスの起源を探す戦いに参加していない」とし、中国の対応が新型コロナの時となにも変わっていないと主張しています。

米ジョンズホプキンス大学生物医学工学科の教授は中国でウイルスの人感染が発生する理由については、不衛生な状態で販売する野生動物市場が原因だという指摘の声があるもの中国はこれを無視していると主張しています。

参考