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ウクライナ相手に未だに苦戦しているロシア。そんな国で不足する兵士の募集に関して紙から電子メール化するという法案が可決されたと報じられています。

CNNなど海外メディアによるとロシア下院は今月11日、国民に対して行っている招集令状について従来の郵便による手紙に加えて、電子化つまり電子メールなどを用いて迅速に行う方法を認める修正案を可決したと報じられています。

具体的になぜ手紙ではなく電子メールでこれが必要なのかは明らかになっていません。

記事によると今回の修正案について、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「今回の法案が可決されれば大規模な国外脱出が新たに起きる可能性はないのか?」という質問に対して「全くない」と否定。今回の法案は動員ではなく軍の登録に関係したものだとしています。

ただ、法案の文書によると電子化された招集令状は従来の紙による招集令状と同等の扱いとなるとしており、動員を行うための召集令状で間違いありません。現時点で一般国民を対象とした召集令状の受け渡しは地元の入隊施設の当局者やその雇用主が本人に手渡ししなければならないとしており、逃げたり行方をくらませている人物に対して強制的に渡すというものになっていると考えられます。

合わせて手紙及び電子メールの召集令状は受け取った時点で通知がされたとして兵役の義務が発生するとしてます。つまり電子メールを利用者の端末に受信しなければいいだけという単純なもので、メールのアカウントを利用停止するか、当該アカウントの設定からサーバーから当該メールを削除する設定をすれば本人に届くことはないため回避できるということになります。