タイの現地メディアによると今年のソンクラーンの前後期間を含む4月11～16日間の交通事故による死傷者が17,775人となり前年より19.3%も増加したとしています。

問題なのはその内訳で、3814人が重症者で81.8%増、死者は232人を記録したといいます。タイでは4月13日を旧正月として「敬意を払う」という意味で仏像を始めみんあで水掛け祭りを行います。そのため前後期間に人流が急増することで交通事故も急増するとのこと。

特にお祭り期間ということもあり浮かれて交通規則を守らないなどの人も少なくなく、中には運転中しながら水を掛け合うというゲームのような行為をするなど問題になっているとのこと。

交通事故の例としては水掛け祭りで路面が濡れた事によるスリップ事故が発生し、親子に車が突っ込んで母親が死亡したケースなどあり、このような事故の11%は飲酒運転とのこと。2019年にタイ当局はの期間の死亡事故についてスピード違反や飲酒運転者は「殺人罪」を適用する可能性も出したものの特に効果はなかったといいます。