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ロシアが囚人を処分するため前線投入しているのですが、これに関してウクライナ当局によるとこの囚人兵の約20%がHIVに感染していると推定していると報じられています。

まずこの感染率について、ウクライナ当局によるとあくまで捕虜となったロシア兵から導き出した数値でありその捕虜の目安として2割程度がAIDS(後天性免疫不全症候群)へと発展しかねないHIV陽性反応者だと推定しているとのことです。

なぜここまで高いHIV感染率になっているのか。詳細は不明ですが、海外メディアによると囚人である以上治療が受けられないという理由があるといい、新兵として志願すればHIVなどの抗ウイルス薬を貰える可能性があるという理由のようです。

実際に新兵に志願し捕虜となったロシア兵は「戦場で戦ったほうが監獄で生きているよりも望みがある」という理由を述べていたと紹介しています。

具体的にどのようにワグネルが募集しているのかについては部隊に6カ月服務する代わりに赦免および効果的な薬の提供を受けるという条件が提示されたといい、ウクライナ戦線へやって来たとしています。一方で部隊では囚人新兵大部分がウクライナ最大の激戦地バフムトの戦場に投入されたとしています。つまりほとんど訓練されていない素人が最前線に送り込まれている、ということになるのですがロシア軍はこの囚人兵をHIV陽性者かC型肝炎陽性者なのか見分けられるよう目印を付けていたといいます。

そのためウクライナ軍に捕らわれたロシア軍捕虜に赤や白のゴムの腕輪を付けていた兵士が存在しているもののHIVやC型肝炎に感染していることを示すものだとしています。理由については戦場で負傷した場合、医療チームが血液で感染する可能性があるための防御策だともしています。

ちなみに海外ではHIV感染者らは兵士として選別の対象にはならないとしており、一般的に不採用となるとしています。

参考