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マスクや手指の消毒が徹底されたことで様々な病気が減ったと報じられていますが、現在、コロナ対策が緩和されたことで呼吸器に関する疾患ももとに戻りつつあるとのことです。

韓国メディアによると国内の疾病管理庁の感染病統計から先週のウイルス性急性呼吸器感染症で入院した患者は2200人余りいたといいます。この中で最も多いのは一般的な鼻風邪ウイルスである「リノウイルス」感染患者で全体の1/3の701人いました。

一方、ここ数年大騒ぎしていた新型コロナで入院した患者は137人だけでした。他に呼吸器細胞融合ウイルスとインフルエンザウイルス感染で入院した人が567人470人となっており新型コロナの患者よりも既に15倍ほど多くなっています。

韓国は新型コロナに関して当初かなり優秀な低い感染率をずっと続けていたものの現在日本と同じようにマスクは任意となっています。しかし、このマスク任意となって以降、呼吸器疾患の患者が増え始めたことがわかったとしています。

これに関して専門からは新型コロナ流行前の状況に戻りつつあるとしているのですが、この3年間マスクにより自然暴露で免疫力が低くなっている可能性があり流行前よりも感染率が高くなるのではないかと予想しています。

国家感染病危機対応諮問委員長は「私達の身の回りにウイルスが近くにいるということになるが、手洗いや咳のエチケットなど基本的なことを守ればこの類のウイルスからもう少し安全に距離をとることができるだろう」と説明しており、これからも人類を悩ませるウイルスとして存在し続けるという趣旨の説明もされています。

参考