中国空母 福建

中国国営のCCTVによると2022年6月に進水したカタパルトを搭載した空母『福建』に関して、動力試験と係留試験が正常に開始されたとして、今後の海上試験に向け計画が進んでいると報じられています。 

CCTVによると、今月23日中国の人民海軍創設74周年に合わせて国内では3席目、国産では2席目となる空母『福建』について最新の進捗状況を伝えました。

それによると現在エンジンの動力試験及び係留試験が行われているとし、軍事専門家によると今後の予定としては早ければ今年後半にも海上航行試験を実施可能なのではないかと説明しています。
具体的には軍事専門家の宋中平氏は環球時報に対し、公開されている報告書によると動力試験と係留試験について言及されているといい、係留試験では回路、空気、燃料などの一部の動力に関わる試験も実施されたことを示していたとのこと。これは福建艦が海上試験に向けて完全に準備されていることを証明していると主張しています。また「完全な動力試験を行うには福建が港を出て海に出る必要があり、公開されている計画内容から今年の後半に行われると予想されます」とのこと。

CCTVの動画では合わせてカタパルトで射出できるJ-15、こちらは軍に正規導入されていないJ-31、J-20、ステルスドローンの模型が展示されており、よくわからない構成の将来の空母艦載機の様子が写し出されていました。

合わせてCCTVでは今後建造する空母はより大きく、性能がよく、強いものになると説明しており噂されている原子力空母がほぼ間違いなく登場することになると考えられます。