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国内外の一部ブログや情報サイトによると、最近発売されたAMDのZen 4アーキテクチャを採用した最新モデルのCPUおよびそれを搭載したマザーボードでCPUもしくはマザーボードが焦げるという不具合が複数報告されています。

国内ブログとしてはニッチなPCゲーマーの環境構築Zによると不具合が報告されているのはいくつか共通しています。

まずCPUはAMDが販売しているRyzenシリーズで最新型となるZen 4アーキテクチャを採用したAMD Ryzen 7000シリーズです。


こちらの記事ではRyzen 7000シリーズの中間グレードである7700XモデルをASRock B650 PG Lightningで使用したところCPU側が膨張したというものです。



もう一つは同じくRyzen 7000シリーズで3D V-Cacheを搭載した異なるモデルです。こちらはASUS製マザーボードで使用したところ同じような箇所でCPUが膨張し使用不能になりました。

原因は不明

現時点でCPU、マザーボードのどちらに原因があるのかはよくわかっていません。ただし、Ryzen 7000シリーズで3D V-Cacheでの不具合は、現時点でASUS製のマザーボードで組み合わせたときに発生すると報告されておりマザーボードの設計に何らかの問題がある可能性を伺わせています。

一方でASRock製でも同様の不具合が発生しているためマザーボードではなくCPU側に問題がある可能性を伺わせています。

ASUS製マザーボードに関してはRyzen 9 7950X3Dが壊れたもののマザーボードは壊れていなかったとも報告されていることからCPU側に何からの不具合がある可能性があるのですが、こちらもマザーボードのBIOSというCPUの動作などを司るプログラムに不具合があった可能性も強く疑われます。



こちらのページではASUSは今回の事態を受けて現在古いBIOSを削除したと報告しており、メーカーの判断を見る限りではマザーボード側のBIOSに何らかの設定ミスがありCPUに負荷がかかったことで結果的にマザーボードやCPUを破壊した可能性が示唆されています。

いずれにしても発売されてからしばらく経過した時点でこのような報告がでており、該当するマザーボード、CPUを使用している場合は注意が必要です。