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私達が人間がもっとも多く食べるキノコと考えられるシイタケ。人工的に栽培できる環境が整ったことで安価になったのですが、一方韓国では中国から輸入されたシイタケが非食用のものだったと報じられています。

韓国メディアYTNによると、日本の厚生省に近い食品医薬品安全処の発表として中国から輸入され流通している一部のキノコ、38製品を収集して検査した結果、このうち3件で食品として使用できないキノコ遺伝子が検出されたと報じています。

[사회]식용 불가 '가짜 능이버섯' 시중에 유통...어떤 제품? | YTN
https://www.ytn.co.kr/_ln/0103_202305031648234714

今回見つかった偽キノコはその見た目がシイタケに似ているものの全く他のキノコだとしています。今回摘発されたのはソウルと京畿富川に本社があるという2つの業者が中国から輸入した梱包したキノコで『健能キノコ』『健全性キノコ』などと謳い販売していたものです。

食品医薬品安全処は違反した商品を業者にすべて回収を命じて廃棄させたとしています。合わせて輸入食品安全管理特別法違反で行政処分(営業停止20日)する予定だとしています。

関係者は「肉眼では真偽の区別が難しいことを理由に輸入食品の流通と消費者保護のため昨年から輸入食品検査を強化している」とし「国民が安心して消費するできるようなシステム開発を行い取り締まりを強化していく」と明らかにしています。

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具体的にどのような品種のキノコだったのかについてはサルコドン・インブリカトゥスという見た目はシイタケに近い印象があります。これについて韓国ではきのこ茶が作られることがあるという記載があり、日本では若いキノコの香りが高価な珍味になっているとしており、少なくとも毒があるようなものではないとしています。

したがって中国でも普通に食用もしくは珍味として取り扱われているものと考えられるのですが、韓国では市販してはまずい商品だったという理由のようです。