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古い時代の人類が石を加工して作った様々な石器。その中でも狩りで使ったり、加工するときに使うナイフは貴重なのですが、ノルウェーに暮らす8歳の女の子が極めてレアな石器を発見したと報じられています。

海外メディアによるとノルウェーベストランド郡にある小学校近くで遊んでいた8歳のエリスという女の子が全長12cmの石器ナイフを発見したと報じています。

実はこのナイフ、今から3700年前の人が作ったものだと考えられており硬い堆積岩を加工したものになっているのですが、実はこの素材がノルウェーでは発見されておらず海の反対側、現在のデンマークから持ち込まれたものではないかと考えられてます。

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専門家によると「この地域で石器時代の道具が発見されたのは非常に珍しいことだ」とし通常このような石器、つまり生活に重要なものは墓と共に発掘されることがほとんどで「短剣が発見された学校付近を調査したがまだ他の遺物はない」と説明しています。

当時の状況としては女の子が偶然短剣を発見して学校の教師に拾ったと報告したそうです。エリスは「最初にガラス彫刻だと分かって拾ったのに石だったんだ」と話しているとのこと。

新石器時代は人間が石を主要な道具として使用した時代で旧石器、中石器、新石器時代に区分されています。ノルウェーでは、紀元前1万年から紀元前1800年まで続き、紀元前2400年頃からは定住し農業を始めたと推定されています。

参考